会議後の議事録づくりに時間を取られていませんか?
本記事では、AIで音声→文字起こし→要約→タスク抽出までを一気に行う方法をまとめます。
Google Meet/Zoom/Teamsのどれでも応用でき、今日から運用可能な手順とテンプレを用意しました。
目次
1. なぜAIに議事録を任せるのか(メリット3つ)
- 聞き漏れ・書き漏れが減る:人力メモより網羅的に記録
- 共有が速い:会議直後に要点+アクションだけ配信できる
- 検索性が上がる:キーワードで過去会議を横断検索できる
2. 事前準備(超重要)
- 録音・要約の同意:参加者に「議事録自動化のため録音・要約します」と伝える
- マイク・環境:PCマイクは近め/雑音を減らす/発言者ははっきり
- 会議名とアジェンダ:タイトルと目的・議題を冒頭で読み上げると精度UP
3. 文字起こしツールの選び方(4タイプ)
① Notta(簡単・多機能・クラウド)
- 向き:最短で運用したい人。ブラウザ完結
- 特徴:自動文字起こし/要約/キーワード抽出/スピーカー識別
- 使い方:録音 or 動画アップロード → 自動書き起こし → 要約出力
② Fireflies.ai(英語強い・議事録に特化)
- 向き:海外チームや英語会議が多い人
- 特徴:会議にボット参加→自動記録→要点抽出→アクション抽出
- 使い方:カレンダー連携→会議に自動参加→ダッシュボードで要約確認
③ Tactiq(Meet/Zoom/Teamsの字幕キャプチャ)
- 向き:Google MeetやZoomの字幕をそのまま使いたい
- 特徴:字幕ログからハイライト・要点を抽出
- 使い方:拡張機能を有効化→会議中にハイライト→会議後に要点DL
④ Whisper(ローカル・無料で高精度)
- 向き:コストを抑えたい/社外に音声を出せない
- 特徴:オフラインで高精度文字起こし(環境構築が必要)
- 使い方:録音ファイルをWhisperで変換→テキストを要約へ
4. 実運用フロー(ひな形)
- 会議前:アジェンダ共有(目的・決めたいこと・議題)
- 会議開始:録音・要約の同意を取る/冒頭で会議名と参加者を読み上げ
- 自動記録:Notta/Fireflies/Tactiq等で文字起こし
- 要約:下記プロンプトでChatGPTに要約&タスク抽出
- 共有:Slack/メールで「要点+アクション」だけすぐ配信。全文はリンク
5. そのまま使える要約プロンプト
① 汎用まとめ(5要点+決定事項+ToDo)
目的:会議テキストを実務共有用に要約する 前提:参加者は社内メンバー。読み手は10分以内で把握したい 出力形式: - 要点(5つ、箇条書き) - 決定事項(箇条書き) - 未決事項(箇条書き) - アクション(担当/期限/タスク) ※曖昧な点は「要確認:」として列挙
② KPT形式+次アクション
目的:議事録テキストをKPTに整理し、次の一手を明確化 出力形式: - Keep(良かった点)3つ - Problem(課題)3つ - Try(次に試すこと)3つ - 次回までのアクション(担当/期限)3件
③ メール配信用:2段落版
目的:会議の要点をメールで簡潔に共有 条件:敬体、300字以内、2段落 出力形式: - 件名案(10〜20字で3案) - 本文(要点→アクションの順)
6. よくある失敗と対策
- 雑音で精度が落ちる:マイク位置を近づけ、キーボード音を避ける
- 話者が被る:「一人ずつ話す」を冒頭で合意/指名制で進行
- 要約が長すぎる:「300字以内/5要点まで」等の制約をプロンプトで指定
- 責任者が曖昧:アクションは「担当/期限/タスク」を必ずセットで
7. ノアのワンポイント
ノア
「議事録=全文」ではなく、配信は“要点+アクション”だけにすると読み手の時短にもなります。
全文はリンクで置いておけば十分ですよ。
まとめ
- AIで「音声→文字→要約→タスク抽出」まで自動化すると、会議後の作業が激減
- 同意・環境・アジェンダを整えると精度が上がる
- 要約は「5要点+決定事項+アクション」に固定すると共有が速い
次回予告
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