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「残業時間の合計が1ヶ月で50時間のはずなのに、2時間しか表示されない!」
Excelで時間を合計したとき、こんな不思議な状況になったことはありませんか?これは表示形式の問題で、とても多い落とし穴のひとつです。
原因がわからないまま電卓で計算し直していると、それだけで残業の時間が増えてしまいます。設定は1分で終わるので、先にやり方を知っておきましょう。
この記事では、Excelで24時間以上の時間が正しく表示されない原因と解決策をわかりやすく解説します。

これはExcelの「24時間でリセットする」表示形式が原因なんです。表示形式を1つ変えるだけで直りますよ!
なぜ24時間以上が正しく表示されないのか?
Excelの時刻表示は、デフォルトでは「24時間ごとにリセットする」仕組みになっています。
たとえば、25時間を普通の「h:mm」形式で表示しようとすると、25-24=1なので「1:00」と表示されてしまいます。50時間なら「2:00」になります。これが「合計がおかしい」と感じる原因です。
解決方法:[h]:mm の表示形式を使う
24時間を超えても正しく表示するには、[h]:mmという特殊な表示形式を使います。hを[](角かっこ)で囲むことで、24時間以上も正しく表示されます。
設定手順
- 合計時間が入っているセルをクリックして選ぶ
- 右クリック→「セルの書式設定」を選ぶ(またはCtrl+1でも開ける)
- 「表示形式」タブをクリック
- 「ユーザー定義」をクリック
- 「種類」の入力欄に [h]:mm と入力する
- 「OK」をクリック
これで、25時間なら「25:00」、50時間なら「50:00」と正しく表示されます。
図解:[h]:mm の設定ルート
①セルを選択 → ②Ctrl+1で書式設定を開く → ③「表示形式」タブ → ④「ユーザー定義」→ ⑤種類欄に「[h]:mm」と入力 → ⑥OK
・h:mm → 24時間を超えると0に戻る(例:25時間→「1:00」と表示)
・[h]:mm → 24時間を超えても継続して表示(例:25時間→「25:00」と表示)
勤怠や残業時間の合計には必ず[h]:mmを使いましょう。
分・秒も含めた表示形式の種類
| 表示形式 | 表示例(25時間30分の場合) | 用途 |
|---|---|---|
| h:mm | 1:30(24時間でリセット) | 通常の時刻表示 |
| [h]:mm | 25:30 | 24時間以上の時間(残業・勤務時間の合計) |
| [h]:mm:ss | 25:30:00 | 秒まで表示したい場合 |
| [m]:ss | 1530:00 | 分単位での合計(めったに使わない) |
よくある「時間の計算がおかしい」ケースと対処法
ケース1:合計時間が24時間でリセットされる
→ セルの表示形式を[h]:mmに変更する
ケース2:時間を計算すると小数になる
Excelの内部では、時間は「1日 = 1」として計算しています。たとえば6時間は「0.25」(6/24)として記憶されます。
合計が小数で表示される場合は、セルの表示形式が「数値」や「標準」になっているためです。
→ セルの表示形式を「時刻」または「[h]:mm」に変更する
ケース3:SUM関数を使っても0になる
時間のセルが「文字列」として入力されている可能性があります。セルが左揃えになっていれば文字列のサインです。
→ 時刻を再入力する(例:8:30 と入力して、右揃えになることを確認)
コピー&ペーストでデータを取り込んだ場合、見た目が「8:30」でも文字列として認識されていることがあります。セルを選んで数式バーを見たとき、値が「8:30」のままなら時刻形式です。文字列として入った場合はそのまま計算できないので再入力が必要です。
時間を「時間数(数値)」に変換する方法
「25:30」という時刻形式を「25.5(時間)」という数値に変換したい場合は、以下の計算を使います。
例:A1セルに「25:30」と入っている場合
=A1*24 → 25.5(時間単位の数値が出る)
残業代の計算などで「時間×単価」を計算するときに使えます。
よくある質問
Q:[h]:mmに変えたのに、まだ正しく表示されません
A:セルの値が文字列になっている可能性があります。セルを選んで右クリック→「セルの書式設定」で確認し、「ユーザー定義」で[h]:mmを設定しても変わらない場合は、時刻を再入力してみてください。
Q:Googleスプレッドシートでも同じ方法が使えますか?
A:Googleスプレッドシートでも同様に「カスタム数値形式」で[h]:mmを設定できます。表示形式→数値→カスタム数値形式から設定してください。
Q:Macでも同じ手順で設定できますか?
A:はい。Mac版Excelでも「セルの書式設定」→「数値」タブ→「カスタム」から[h]:mmを入力すれば同じように設定できます。ショートカットもCtrl+1(Macはcommand+1)で開けます。
まとめ
Excelで24時間以上の時間が正しく表示されない場合は、セルの表示形式を[h]:mmに変更するだけで解決します。勤怠管理や残業時間の計算をExcelで行っている場合は、必ずこの表示形式を使うようにしましょう。
設定は1分もあればできます。ぜひ今日中に見直してみてください!

表示形式の小技をまとめて覚えておくと、勤怠表の確認作業がぐっと早くなりますよ。
ショートカットや表示形式の小技をまとめて覚えたい人は、Excel独学とパソコン教室の違いを解説したこちらの記事もどうぞ。


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