「月次決算のたびに残業続き…ChatGPTで経理業務ってどこまで効率化できるの?」
この記事では、経理担当者がすぐに使える、月次決算を半減させるChatGPTプロンプト5選をご紹介します。
目次
まず結論
月次決算の所要時間を半分以下にするには、「仕訳チェック」「勘定科目の説明文作成」「Excel関数・VBA生成」「分析コメント下書き」「英文メール翻訳」の5領域にChatGPTを使うのが最短ルートです。
いずれも「下書きをAIに任せて、人が最後に精査する」という流れが基本になります。
なぜ経理業務にChatGPTが効くのか
バックオフィス担当者の約45%がすでに生成AIを業務で活用しており、そのうち8割が「業務負担の軽減を実感した」と回答しています(2026年時点)。
経理業務は「定型作業が多い」「文章化・数式化が多い」「繰り返しが多い」という特徴があるため、生成AIとの相性が非常に良い領域です。
ビフォーアフター(筆者の実測)
| 作業内容 | AI使用前 | AI使用後 |
|---|---|---|
| 月次決算の分析コメント作成 | 約60分 | 約15分 |
| Excel関数の作成・修正 | 約30分 | 約5分 |
| 英文メール作成 | 約20分 | 約3分 |
経理担当者向けプロンプト5選
1. 仕訳の妥当性チェック
入力した仕訳の勘定科目や金額の違和感をChatGPTに確認してもらうプロンプトです。
あなたは日本の経理実務に詳しい会計士です。
以下の仕訳について、勘定科目の選択・借方貸方・金額の妥当性をチェックし、
違和感がある場合は理由と修正案を提示してください。
【仕訳】
4/1 借方:旅費交通費 15,000 / 貸方:現金 15,000
摘要:取引先訪問のタクシー代(社長分)
出力形式:
1. 妥当性(OK/要確認)
2. 指摘事項
3. 修正案
2. 勘定科目の説明文を作成
監査対応や社内共有用の説明文は、AIに下書きさせると一瞬で整います。
次の勘定科目について、経理初心者にもわかるよう
200字程度で説明文を作成してください。
専門用語には括弧で簡単な注釈を入れてください。
勘定科目:{例:前払費用}
3. Excel関数・VBAを生成
関数名を覚える必要はありません。やりたいことを日本語で伝えるだけでOKです。
Excelで次の処理を行う関数を教えてください。
エラー処理も含めてください。
処理内容:
A列に日付、B列に金額が入っています。
先月分の合計金額だけを別セルに表示したい。
今日の日付を基準に自動で判定してください。
4. 月次分析コメントの下書き
数字を貼り付けるだけで、経営会議用のコメントが一気に形になります。
以下の月次データから、経営会議用の分析コメントを
300字程度で作成してください。
前月比・前年同月比の観点を含めてください。
【当月データ】
売上高:28,500千円(前月25,000/前年25,500)
売上総利益:9,200千円(前月8,100/前年8,300)
販管費:6,800千円(前月6,500/前年6,400)
5. 英文メール・決算コメント翻訳
海外拠点がある企業で特に重宝します。ニュアンスの調整もお任せできます。
以下の日本語の決算コメントを、海外の親会社向けに
フォーマルな英文に翻訳してください。
金額は原文通り、日付は米国式表記に変えてください。
【原文】
{ここに日本語の決算コメントを貼り付け}
使うときの注意点
- 機密情報(取引先名・顧客情報・マイナンバー等)はそのまま入力しない
- 「履歴を残さない設定」と「学習に使わせない設定」を必ず有効にする
- 金額・税率・勘定科目は必ず人の目で最終確認
- 法令判断や税務判断は税理士に確認する(AIの回答は参考にとどめる)
よくある質問
Q. 無料版でも使えますか?
上記5つのプロンプトは無料版ChatGPTでも十分使えます。ただし大量データの分析や複雑なVBA生成は有料版のほうが精度が高くなります。
Q. 会社で勝手に使っても大丈夫?
社内ガイドラインの確認が必須です。特に顧客情報や個人情報を含む場合は、法人向けプランを会社として契約してから利用してください。
まとめ
- 経理業務は「下書き×AI、確認×人」で月次決算を半減できる
- まずは「仕訳チェック・説明文・Excel関数・分析コメント・翻訳」の5領域から
- プロンプトはテンプレ化して社内共有すると定着が早い
- 機密情報の扱いと最終確認は必ず人が行う
- スモールスタートで成功体験を積むのが定着のコツ

コメント